糖質制限ダイエットをはじめた方から「最近すぐに怒ったりイライラしたりするんですけど、糖質制限ダイエットのせいでしょうか?」という質問をいただきました。実はこの方で3人目。そして、黙っていましたが、私をいれると4人がイライラしたり短気になっています。これって糖質制限が関係しているのでしょうか?
糖質制限ダイエット時のイライラ・短気の理由を聞き取りした結果・・・
- 糖質制限をしているため、甘いものが食べられなくてイライラする?
- 自然とたんぱく質が増えるため、性格が野生化したり攻撃型になったりする?
- 脳内のブドウ糖不足がなんらかの影響を与え、イライラしたら短気になる?
- 糖質が脳へダイレクトに影響を与える物質のため、なんらかの影響を与えている?
1のように、糖質制限によるストレスからくるイライラは、仕方のないことだと思います。どこかでケーキでも食べてストレス発散させるしかないのですが、一か月に一回ぐらいにしておきましょう。どうやれば自分が発散できるか、個々に解決方法を模索するよりほかは無い気がします。
2.3.4は概ね似通った考え方で、いわゆる身体のメカニズム的な要素が強く、栄養素のコントロールでしか調整が難しい件ですが、ネットで調べるかぎり、対策方法が特にないので、これが糖質制限から来るものか、タンパク質が多いことから来るものか、ただ単にダイエットのストレスから来るものかがわかりません。
ただ、3.4の
- 脳内のブドウ糖不足がなんらかの影響を与え、イライラしたら短気になる?
- 糖質が脳へダイレクトに影響を与える物質のため、なんらかの影響を与えている?
については、医学的に考えて可能性はあるのでは無いかと思います。
そもそも私が「イライラする」というより、今まで何気に流していた人からの指示などが凄く腹が立ち「短気になる」ようになったのは、糖質制限を始めた時期と一致するのです。
当初は「ダイエットのイライラ」とか「糖質0のビールが悪い」とか「血圧が低いのが逆にイライラを増長している?」などと思っていましたが、どれも真実味がない発想でしたので「少し糖質を摂ってみよう」ということになりました。
そして、糖質を摂るようになると、1週間程度で改善が見えはじめました。う~ん・・・やっぱり糖質不足の影響か・・・と。
しかし糖質はやはり太る!
しかし、やはり糖質は太るわけですよ。特に節制をしている身体は反応が早いです。
適度に糖質を体にいれて、3日後ぐらいにグイッと増えた体重を見て、何をどうすめばいいんだと悩むストレスのほうが身体に悪いぐらいです。
ダイエット時に気をつけることとして、毎日適量を幾つかの種類を交互に食べて栄養の偏りを無くすることが大切です。
- 月曜日 パン・白米
- 火曜日 白米・うどん
- 水曜日 パン・そば
- 木曜日 白米・うどん
- 金曜日 パン・白米
- 土曜日 白米・パン
- 日曜日 うどん・白米
こんな感じで朝・昼一週間を過ごしましたが、見事に体重増!
この時点で、
- 糖質制限をしているため、甘いものが食べられなくてイライラする?
と同じストレス的なイライラが。今度はまた違ったイライラが始まったわけです。もう何をどうすれば良いかわかりませんね。まさに身体のバランスを取ることのむずかしさです。
もうダメかと思った瞬間「玄米はどう?」と私の中の私がささやきました。ダメ元で、とりあえず、毎日朝昼玄米で2週間・・・・。
体重減!イライラ・短気、若干解消?
もしかしてうまくいくかも・・・
ということで、玄米を含んだ献立に切り替えていったわけです。そして、2ヶ月朝・昼ごはん150gづつ玄米食に切り替えたところ、イライラ・短気を克服し、太ることなく過ごせました。(むしろ少し痩せたかも)
玄米、すごいですね。
そもそも玄米の良いところって?
まずGI値が低いことです。
GI値が低いことで、インシュリンの分泌を抑え、糖質を体内に取り込む働きが抑制できるため、太りにくい(脂肪になりにくい)こと、そして栄養が豊富な完全食であること、便秘になりにくいことなどがあげられます。
白米がガソリンなら、玄米は灯油みたいなもので、爆発的パワーは無いけどエネルギーとしては充分な火力を持っています。
- GI値が低い
- 全ての栄養素が詰まった「完全食」であること
- 便秘に効くこと
特に私の場合は、上の3点について、実際に効果を感じています。
GI値が低い
GI値が低いので、野菜と同じ感覚で食べても大丈夫だと思うのですが、私は炭水化物と同様のタイミングで食べるようにしています。おかげかどうかはわかりませんが、白米を食べていたころよりも、体組成の維持管理がすごく楽になったように思います。
白米1日300g(朝・昼)=太る、または現状維持
玄米1日300g(朝・昼)=現状維持、または痩せる
1日の生活による運動量にもよりますが、腹もちも良いことからも美容・ダイエットには「玄米」のメリットは大きいと感じています。
全ての栄養素が詰まった「完全食」であること
玄米には3大栄養素プラスビタミン・ミネラルが多く含まれており、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品なため、献立にとりあえず玄米を入れておけば、不足分を補ってくれる(100%では無いが)数少ない完全食のひとつ。特に生野菜に頼りがちなビタミン・ミネラルも、食べる野菜の選択に偏りが出ている場合、特にビタミンB群が不足する傾向にあり、口角炎や口内炎などになる場合がありましたが、玄米を摂りいれてからは、少なくとも5か月は口角炎、口内炎になっていません。
便秘に効くこと
私の場合、サラダなどの生野菜を大量に食べていたときでも便秘気味の日があったりしましたが、玄米を摂りいれてからというもの、ほぼ便秘が無くなりました。野菜との相乗効果か、玄米単体のほうがさらに効果が上がるのかなどは定かではありませんし、誰にでも効く保障はできませんが、私にはすごくあっているように感じています。
で、玄米ってどう?
まず、好きか嫌いかははなり重要です。ストレスが溜まるほど嫌いであれば食べるべきではありません。かえって美容・健康に良くないと考えます。
とにかくメリットが多いことが総合的に評価を上げているのが事実ですが、玄米の白米置き換えメニューが以外と美味しかったりするので、いろいろ試しています。
玄米ピラフや玄米カレー、玄米握り寿司に玄米天津飯など。
また、組み合わせたりしながら試しましたところ
- 白米1合、玄米1合
- 玄米1合、発芽玄1合
- 玄米2合
- 発芽玄米2合
私は、玄米1合、発芽玄米1合の2号炊きに落ち着きました。
硬さや料理への適合が丁度と感じる組み合わせ&栄養価の高さ。
2合炊きで150gのジップロックコンテナ小に150gづつで5つ分。冷凍して使っています。
解凍は500wで3分20~30秒。
白米のみも、2合炊きにして週に2食ほど食べています。
白米一辺倒、玄米一辺倒では無く、緩急つけた食事が、身体に適度な刺激を与え、医学では解明されていないメカニズムへの働き(もしかすると悪い働きかもしれないことも含めて刺激と考え)、身体を活性化させるような、美容・健康・アンチエイジングなダイエットを目指したいですね。