炭水化物(糖質)制限ダイエットの基礎

炭水化物は、糖質と食物繊維でできています。おもに、ごはん、パン、パスタなどがあげられます。ごはんを食べると食物繊維が摂取できることは良いことなのですが「糖質」はがダイエットの効果を得にくくするため、最近のダイエット方法として「糖質制限」によるダイエットが多くおこなわれるというわけです。
  1. ごはん・パン・パスタ(でんぷん)は小腸でブドウ糖になり、血中に取り込まれます。
  2. ブドウ糖は肝臓や筋肉にグリコーゲンという物質に蓄積されます。
  3. グリコーゲンに蓄積できないブドウ糖は脂肪細胞に蓄積するようになります。

1から3を繰り返して脂肪が増加していきます。これが太るメカニズムです。

糖質を摂取しなくなったらどうなるのか心配されますが、糖質制限ダイエットによる現時点でのデータでは、人体への大きな影響は確認されていません。

少なくとも食事をする限り、糖質を0にすることは困難なため、毎日必要程度の糖質は何かしらの食物から摂取できています。

糖質制限ダイエットは、このブドウ糖が蓄積して脂肪を増やすという作業工場の稼働を減らし、現在身体に貯まっている脂肪中のブドウ糖を使っていくことで痩せる方法です。

炭水化物はあくまで「制限」すること。食べないのはNG。

炭水化物(糖質と食物繊維)は制限はしますが、全く食べないというのも問題です。

糖質制限をすると面白いように痩せていきますが、これは身体から水分が抜けているだけといわれています。その後、糖質を摂取すると必ずといっていいほどリバウンドするとさえいわれています。

では一日に最小限必要な炭水化物量はどの程度でしょうか。

1日144g。ご飯茶碗 7~8分目を2杯。0.3合を2杯程度です。

0.3合を朝・昼一杯ずつというのが理想ですが、炭水化物はご飯以外からも摂取している分もありますが、一日0.3合は食べるようにしましょう。

ただ、炭水化物の場合、食べすぎよりは抜く方がマシです。ごはんを炊くのが面倒な時は抜く方がダイエット向きです。

脂肪を減らすために

いろんな方法がありますが、基礎は下記の通りです。

  1. ごはん・パン・パスタ(でんぷん)と糖質の高い食品は一切食べない
  2. 一日の摂取カロリーは男性1500kcal、女性1000kcalに設定する

基本的にはこの2つを守るだけで、中・長期的に確実に落ちていきます。

もっとスピード感を持って落としたい方はこちらをお読みください。

‣ダイエット入門