皮下脂肪と内臓脂肪の落とし方

ダイエットとは脂肪を落とすこと。

人体の中から脂肪の要素を減らすために必要なのがカロリー制限です。

脂肪とは

  • 体脂肪(皮下脂肪・内臓脂肪)中性脂肪とも言う
  • 血液中(遊離脂肪酸・コレステロール)

の二種に大きく分けられます。

皮下脂肪

皮の下をつまんで筋肉との間にあるのが皮下脂肪。お腹周りに溜まりやすく、長い時間をかけて貯蓄されていく脂肪で、燃焼しにくく、ダイエット中で一番落ちにくい脂肪です。

最終的にエネルギーを必要としたときに使う脂肪なので、ダイエットをしてもなかなか落ちません。

まさに身体にエネルギーが無くなった飢餓状態に陥った時用の身体の保存食。クッションの役割もしています。女性は子宮を守るためにお腹周りがつきやすくなっています。

内臓脂肪

内臓脂肪は腹筋の内側の臓器のすきまについている脂肪です。代謝が活発ですので燃焼しやすいため落ちやすくあり、付きやすくもある脂肪です。

内臓の位置を保つためのものですので、ある程度は必要な脂肪ですが、遊離脂肪酸として血中に流れ込むことで、血液中をドロドロにします。

血中コレステロールが血管壁に蓄積すると、脳梗塞、動脈硬化、糖尿病、高血圧症等、さまざまな循環器系の病気のリスクが高くなります。

タニタ・オムロンなどの体組成計で計測できる「内臓脂肪レベル」は各社独自の推定式に基づいて、内臓脂肪の面積(量)をレベルで表してくれます。9以下が健康へのリスクが少ない状態(健康な状態)とされています。

脂肪を落とすには

皮下脂肪・内臓脂肪を落とす

体脂肪の分解には、有酸素運動が最適です。

有酸素運動は、開始直後は血中の糖質や筋肉中のグリコーゲンが使われます。これらが減少すると、血中の遊離脂肪酸を使用します。そして有酸素運動が継続された状態で20分を過ぎたあたりから、体脂肪をエネルギーとして使用しはじめます。よって継続して1時間程度の有酸素運動を毎日継続することが理想です。

筋肉トレーニングなどの無酸素運動は、脂肪燃焼よりも筋肉量の増加が優先されます。ただ、無酸素運動についても脂肪を刺激し代謝を促しますので、まったく無意味というわけではありません。

またダイエット中は、脂肪とともに筋肉も落ちてしまいます。それにより基礎代謝量が下がっていき、リバウンドしやすい身体の状態になる可能性もありますので、無酸素運動も含めた運動が良いと思われます。

  • ウォーキング 50分(有酸素運動)
  • 全身スクワット 10分(無酸素運動)

これを毎日続けるのが理想的ですが、週3回以上を数カ月は続けて、脂肪の燃焼しやすい身体づくりをしたいところです。

室内で手軽に有酸素運動

有酸素運動は欠かさずにやったほうが良いのですが、暑い夏や雨の日、仕事が重なって忙しいときに運動ができない日もテレビを見ながら有酸素運動ができます。ダイエット中にはお世話になる機器No1では無いでしょうか。

有酸素運動は地道な繰り返しが実を結んでいきます。ダンスエクササイズやもも上げ運動、ボクササイズなどの室内有酸素運動もありますが、室内有酸素運動としては若干ハードなので、やはりとりあえず30分以上継続してできる運動はこのステッパーによる運動がお手軽であり、負荷もちょうど良いと判断しています。

ステッパーの選び方ですが、ひねりを加えたり、消費カロリーが表示されたりする機能がついているのもありますが、長く使うにあたってはあまり役に立たない機能です。電池切れや汗の混入による液晶の故障なども起こります。ひねりがウエストに効くのではないかと思いますが、かえってウォーキングらしさが消えて嫌な負荷に感じる場合もあります。

負荷はそんなにきつくなくてもいいので、長時間、歩いているようにステップできるものが良いのではないでしょうか。

漢方で落とす

最近は、漢方で対策をする方も増加傾向にあるようで、特に「防風通聖散」というものをよく目にします。

老廃物の排泄促進作用があり、脂肪を分解・燃焼する働きをする生薬が成分となってる漢方薬です。