ダイエット中の玄米はどう?

一言で言うと、かなり有効です。「白米」による血糖値の上昇が体重増につながる率は思ったより高いので、特にダイエット中という身体が栄養分を吸収する状態になっているときはコントロールが難しくなります。そんななかでも非常にコントロールしやすい(というか、量さえ守れば何もかんがえなくて大丈夫)ので、ぜひお試しください。

とにかく、ダイエット中は身体が栄養分を吸収するモードに入っていますので、少しの気の緩みで一気に体重が戻ってしまいます。特にその片棒を担ぐ「白米」はコントロールがしにくいので、1日朝食白米1膳150gの生活から、1日朝・昼食、玄米1膳150g(1日300g)の生活に変更しました。(ある意味、米食が1食増えたのでかなり楽になりました)

それから3ヶ月、1日の玄米によるカロリーや糖質・脂質など、栄養素を見ればはあきらかに白米よりは倍増なのですが、それでも太らないのです。かなり以外な展開です。

なんで今まで玄米食にしなかったのか自分でも盲点でしたが、たぶん「硬い」とか「美味しくない」とかの情報を得ていたせいもあって、自分が勝手に「美味しく無い」と思いこんでいたんだと思います。過去に食べたときも「美味しかった」という印象は残っていませんでしたし。しかし冷静になって食べてみると、玄米って白米と違う美味しさがあります。

玄米の香りや硬さが嫌いという方は苦痛でしか無いかもしれませんが、私の受け止め方は「白米よりも香りと歯ごたえがあって違う食べ物として新鮮な感じ」という印象。

外食になると、ほぼ強制的に白米を食べることになるので、家で食べる分は現在すべて玄米に切り替えました。

そしていろいろな相乗効果が生まれ、さらに白米を食べる機会が減ったことで、今まで以上に白米を食べると幸せを感じるようになった。白米を食べただけで幸せを感じる示談になるとは想像もつかなかったですよ。

「シルクの羽根布団に背中から飛び込んだようなふっくら感」

やっぱり白米は洗練されていて美味しいですね。ですが、やはり軟らかいこともあり、咀嚼が少なくなるのが「ダイエット」という観点からすると欠点です。

燃焼パワーもさすがです。ガソリンの如く一気に燃え上がりエネルギーになっている感じは、白米に勝てないと思いますが、そのエネルギーがダイエットには危険なのもうなずけます。

そもそも玄米の良いところって?

まずGI値が低いことです。

GI値が低いことで、インシュリンの分泌を抑え、糖質を体内に取り込む働きが抑制できるため、太りにくい(脂肪になりにくい)こと、そして栄養が豊富な完全食であること、便秘になりにくいことなどがあげられます。

白米がガソリンなら、玄米は灯油みたいなもので、爆発的パワーは無いけどエネルギーとしては充分な火力を持っています。

  • GI値が低い
  • 全ての栄養素が詰まった「完全食」であること
  • 便秘に効くこと

特に私の場合は、上の3点について、実際に効果を感じています。

GI値が低い

GI値が低いので、野菜と同じ感覚で食べても大丈夫だと思うのですが、私は炭水化物と同様のタイミングで食べるようにしています。おかげかどうかはわかりませんが、白米を食べていたころよりも、体組成の維持管理がすごく楽になったように思います。

白米1日300g(朝・昼)=太る、または現状維持
玄米1日300g(朝・昼)=現状維持、または痩せる

1日の生活による運動量にもよりますが、腹もちも良いことからも美容・ダイエットには「玄米」のメリットは大きいと感じています。

全ての栄養素が詰まった「完全食」であること

玄米には3大栄養素プラスビタミン・ミネラルが多く含まれており、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品なため、献立にとりあえず玄米を入れておけば、不足分を補ってくれる(100%では無いが)数少ない完全食のひとつ。特に生野菜に頼りがちなビタミン・ミネラルも、食べる野菜の選択に偏りが出ている場合、特にビタミンB群が不足する傾向にあり、口角炎や口内炎などになる場合がありましたが、玄米を摂りいれてからは、少なくとも5か月は口角炎、口内炎になっていません。

便秘に効くこと

私の場合、サラダなどの生野菜を大量に食べていたときでも便秘気味の日があったりしましたが、玄米を摂りいれてからというもの、ほぼ便秘が無くなりました。野菜との相乗効果か、玄米単体のほうがさらに効果が上がるのかなどは定かではありませんし、誰にでも効く保障はできませんが、私にはすごくあっているように感じています。

で、玄米ってどう?

まず、好きか嫌いかははなり重要です。ストレスが溜まるほど嫌いであれば食べるべきではありません。かえって美容・健康に良くないと考えます。

とにかくメリットが多いことが総合的に評価を上げているのが事実ですが、玄米の白米置き換えメニューが以外と美味しかったりするので、いろいろ試しています。

玄米ピラフや玄米カレー、玄米握り寿司に玄米天津飯など。

2合炊きで白米・玄米・発芽玄米組み合わせたりしながら試しましたところ

  • 白米1合、玄米1合
  • 玄米1合、発芽玄米1合
  • 玄米2合
  • 発芽玄米2合

玄米1合、発芽玄米1合に落ち着きました。

硬さ・香り・歯ごたえ、料理への適合が丁度と感じる組み合わせ&栄養価の高さ。

2合炊きで150gのジップロックコンテナ小に150gづつで5つ分。冷凍して使っています。

解凍は500wで3分20~30秒。

白米のみも、2合炊きにして週に2食ほど食べています。

白米ばかり、玄米ばかりでは無く、いろいろ取り入れて緩急をつけた食事が、身体に適度な刺激を与え、医学では解明されていないメカニズムへの働き(もしかすると悪い働きかもしれないことも含めて刺激と考え)、身体を活性化させるような、美容・健康・アンチエイジングなダイエットを目指したいですね。