アボカドはもちろん、生のアボカドから絞り出したアボカドオイルは熱処理がされていないため、アボカドそのもの栄養素が詰まっています。
アボカドオイルを摂取することで、血中の善玉コレステロールを維持しながら、悪玉コレストロールを減少させる働きがありますので、血液サラサラ効果が期待できます。
アボカドオイルの成分のほとんどが不飽和脂肪酸でできています。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸を多く含んでいるもの
- バター
- ラード
- 牛脂
いわゆる動物性脂質。常温で固まるのが特徴です。中性脂肪、コレステロールの増加を招き、高脂血症、動脈硬化のリスクを高めます。
不飽和脂肪酸を多く含んでいるもの
- まぐろ
- いわし
- さんま
- さば
- アボカド油
- オリーブ油
- ゴマ油
- シソ油
- グレープシード油
いわゆる植物性脂質。常温で固まりにくく体内で液体であるというのが特徴です。動脈硬化を防いだり、血中の中性脂肪やコレステロールを調節・減少させる役割があり、血圧・血糖値・悪玉コレステロール値を下げる働きがあります。
油のカロリーはどれも大さじ1杯130kcal
- サラダ油
- コーン油
- ごま油
- 紅花油
- アボカド油
- くるみ油
- オリーブ油
- キャノーラ油
- 牛脂
- 豚脂
- ラー油
- ショートニング
- 健康志向の加工植物油
これら全て、栄養や成分はそれぞれに違いますが、どの動物性・植物性ともに油は一律大さじ1杯約130kcalです。
一日の油の摂取量を考えると、そう少なくはありません。ですから、サラダや炒め物など、同じカロリーであれば、ダイエット・美容・健康・アンチエイジングに有効な油を使用して調理し体内に取り入れるのが良いといえます。
例えば肉を焼くときに、油脂を溶かした油で焼いたりしますが、動物性油脂を使わずに植物性のもので健康や美容に効果のある、アボカド油やオリーブ油などを使用するのが良いです。
特にどちらかを一方的に使うよりも、サラダにアボカド油を使用したら、魚を焼く油はオリーブ油を使う、など、1食に半分ずつ使用すると、より効果的です。
値段が高いのがデメリットですが・・・
アボカド油もオリーブ油も、純度100%に近いものほど値段も高く、それこそ大さじ一杯の単価で比較すると、スーパーの安売りでリッター200円などで売られる油と比較すると目を向くような単価になります。
ですが、高いからこそ、毎日大量に体内に取り込む油だからこそ、健康・美容に良いものを取り入れたいものです。
また単価が高いので、必要最小限に使うようになり、カロリーの過摂取の抑制、油の抑制にも繋がりますので、油は、化粧品やサプリと同じように投資するものと考えるべきだと思います。
油なので摂り過ぎには注意を
いくら身体に良いといっても、油ですので、大量に摂取すると、今度は善玉コレステロールを減らして、悪玉コレステロールの酸化を増やすという現象が起こり、美容・健康を損なってしまいます。
一日の摂取量は基礎代謝の1/3までと言われていますので、55g前後(大さじ3.6杯)程度までということになります。
医学的な適正量は一日15g程度とされていますので、一日35g前後(大さじ2.3杯)程度の量がダイエットと美容・健康・アンチエイジング対策時の落とし所の量では無いかと考えます。